円錐ウキの選び方【サイズ・浮力・自重・価格】
こんなウキで、ウキの中をラインが通ります。(通らないウキタイプもあります)
釣れる円錐ウキ選びの基本は【小さくて軽いウキ】です。ただしここには状況が許す範囲!という制約があるのです。
海には波も流れも風もあって自然が相手です。なので一つの仕掛けやウキがすべてに対応する訳ではないです。
その状況に合わせて釣れる仕掛けにする事が大事で、その時にウキ選びも大事な要素になるのです。
なので、ウキは様々な状況に対応できるように数多く用意する必要があるアイテムとなります。
カラー選び?
ウキの大事な役目はお魚さんが食った時にアタリとして見える事です。または自分の仕掛けがどこにあるのか?どこを流れているのか?を見える事が大事です。
つまり視認性です。
良く見えるカラーというのが第一のポイントです。
ウキの頭の部分の色をヘッドカラーと言いますが、このヘッドカラーで一番おススメなのはオレンジです。オレンジはオールラウンダーです。
どんな状況でも一番見やすいカラーと言えます。
ただ、サラシ場や逆光ではピンク系が見やすいでしょう。海中に沈めるような釣り方の時はイエロー系が良いです。
始めは色までたくさん揃えたらキリがないので、オレンジ系で揃えていけば大丈夫です。
ラインホールによって糸滑りが?
円錐ウキの真ん中には道糸が通るラインホールがあります。このラインホールの穴の直径もウキの企画によって違っています。
大きければ糸落ちは良いですがアタリは取れないですし、反対に穴が小さければウキ止めを付けなくてもアタリが取れますが糸落ちは悪くなります。
ラインホールの使われているパイプの素材や形状も色々と工夫がされているものもあります。
ただこのラインホールの大きさやパイプの形状には、そこまで気にする必要はないです。『そうなんだ!』と知っていれば良いだけです。
またこのラインホールの上部にリングを装着したものがあります。リングがあった方が糸落ちは良いのでリングがあるようなウキを選んだ方が良いです。
円錐ウキの形状
円錐ウキには上ふくらみのどんぐり型、中ふくらみの卵型、下ふくらみの涙型の大きく分けて3つの形があります。
上ふくらみ
この上ふくらみは浮力が調整しやすいし、視認性が良く見やすい。そして波にも強いので一番扱いやすいです。
中ふくらみ
中ふくらみは波には少し弱いですね。サラシや潮目に必要以上に反応してしまいますが感度と操作性は申し分ないです。
下ふくらみ
下ふくらみは、浮力調整は少々難しいですが浮力をギリギリに調整すると感度は抜群です。
浮力調整は少し難しいですが、ウキを沈めながら釣るような沈め釣りには効果的です。
初心者の人におススメなのは上ふくらみ型です。
サイズ選びは?
円錐ウキにはL、M、Sとサイズがあって、大中小と大きさがあります。
お魚の食い込みだけを考えればSの小さい方が良いです。ただ小粒タイプだとウキを遠くに流した時に見にくいや、風に負けて投入時に思い通りに操作ができないなどがあります。
反対に大きいタイプでは遠くに流れても視認性が良いというメリットがあります。
なので、一応はL、M、Sと揃えておくと良いです。
自重とは?
円錐ウキはオモリが内蔵されていますので、このオモリによってウキの自重が変わります。
ウキの大きさは変わらなくても自重は違うのです。食わせだけを優先するなら小さくて軽いものがいいです。
しかし、軽いと遠投はできないなどのデメリットがあります。10g以上ある自重があるウキがあるととても助かる時があります。
軽いものをベースにしながらも、自重があるものも用意しておくと良いですよ。
浮力とは?
円錐ウキには〇号という号表示のもの。Bで表示されているもの。Gで表示されているもの。または0(ゼロ)や00(ゼロゼロ)で表示されているものなどがあります。
この表記は基本的にオモリとセットで考えます。
1号とウキに表示があるものは、1号のオモリと使う事で丁度よい浮力になるという意味です。
なので、Bの表示ウキにはBのオモリ。2Bのウキには2Bのオモリ。3Gには3Gのオモリを付けると丁度良い浮力になると言う意味です。
ただ、安いウキだとこの浮力はかなりいい加減です。Bのウキに3Bのオモリを付けていてもプカプカ浮いているようなウキもあります。
ここも安いウキとある程度の価格はするけどちゃんとしたウキとの違いです。
価格は?
円錐ウキには200円くらいのウキから5000円もするようなウキまであります。
おススメは最低1000円以上で出来れば2000円弱くらいのウキがベストです。2000円弱は名人ウキなども多数あるので出来ればこのようなウキを選びたいです。
ウキフカセ釣りにおいてウキの役割は大きいですし、ウキを色々と使い方を工夫することでウキフカセ釣りが楽しくなるからです。
ただ安いウキの使い方もあります。それは根回りを攻める時です。
大きな岩(根回り)の近くを攻める時や、消波ブロックの近くを攻める時は仕掛けが絡んでウキをロストする事が多いです。
また根回りはお魚さんの警戒が薄れるので、浮力調整が適当なウキでも食ってくるからです。
2000円弱のウキをロストするとお財布的に痛いですし、このポイントでは食ってくるのでこのようなポイントでは安いウキで十分です。
しかし、通常はしっかりと浮力調整がされているウキを使うようにしましょう。
おススメとしては釣研というメーカーのウキです。私のメインとしているウキのほとんどは釣研で揃えています。
釣研一覧で探してみてください。